衆議院予算委員会

今日の衆議院予算委員会経済・金融問題に関する集中審議は、最初の質問者・山本幸三議員自由民主党)が面白かった。
日本銀行総裁福井俊彦氏をいじめまくっていた。
この山本幸三氏はインフレターゲットを支持する立場で、金融政策による景気回復を目指す一派のようだ。*1

この委員会での集中審議を見る限りは、山本氏の言が分かりやすく、福井氏の言はのらりくらりとかわし続けるようにしか見えなかった。

まぁ、ともあれ。与党から金利を上げろとか下げろとか、その時々の勢力の違いによって意見されるのはたまったものではないワナ。だからって、責任逃れっぽくその場しのぎの対応ってのもいい迷惑だワナ。
例のBNF氏の発言 Cazperのつれづれ日記: ジェイコム男ことBNF氏は単なるデイトレーダじゃない【資金ジャブジャブの影響】 を知った後では色んなものが陳腐に見えてしまう。

結局、溢れたお金は投資先を求めてドンドン流出してしまうのだね。そんでサポートのないまま溜まっていって、あるとき閾値をこえてまたどこかへと溢れてしまう。その繰り返し。しかしお金をサポートするものが何かというと労働力と消費力に過ぎない。単にそれだけ。
政府が政策として経済に何かを影響できるとしたら、この流れを止めないようにすることだけだと思う。誰かが流れをせき止めて貯めださないようにしないといけない。流れが平均的に全域に行渡るようにすればよいだけなのだ。どこかに澱んでしまったり、特定のところだけ流量が増えてしまわないような政策を打ち出せばよいだけ。*2
そんな風に思いました。

この期に及んであえて下げな... - ほら!  - はてなセリフ
んなこたーない。けど、安易に要求にこたえるってのもなぁ…。

*1:詳しくは山もっちゃんのHPをじっくりみてみたい。http://www.yamamotokozo.com/contents20.htm

*2:でもそれが実現できないのが難しさなんだよね。たぶん