芥川龍之介というおっさん

この方は、なかなかに面白いことをいう人ですよ。
でもこの或資本家の論理というのは、松本零士をdisっているのかね?

政治的天才

 古来政治的天才とは民衆の意志を彼自身の意志とするもののように思われていた。が、これは正反対であろう。寧(むし)ろ政治的天才とは彼自身の意志を民衆の意志とするもののことを云うのである。少くとも民衆の意志であるかのように信ぜしめるものを云うのである。この故に政治的天才は俳優的天才を伴うらしい。ナポレオンは「荘厳と滑稽との差は僅(わず)かに一歩である」と云った。この言葉は帝王の言葉と云うよりも名優の言葉にふさわしそうである。

   又

 民衆は大義を信ずるものである。が、政治的天才は常に大義そのものには一文の銭をも抛(なげう)たないものである。唯民衆を支配する為には大義の仮面を用いなければならぬ。しかし一度用いたが最後、大義の仮面は永久に脱することを得ないものである。もし又強いて脱そうとすれば、如何なる政治的天才も忽(たちま)ち非命に仆(たお)れる外はない。つまり帝王も王冠の為におのずから支配を受けているのである。この故に政治的天才の悲劇は必ず喜劇をも兼ねぬことはない。たとえば昔仁和寺(にんなじ)の法師の鼎(かなえ)をかぶって舞ったと云う「つれづれ草」の喜劇をも兼ねぬことはない。

あのおっさんというか、あの旦那というか、あのバカが嫌いだなと思う具体的な例。

  • キャンセルすれば良いのだから、とりあえず押さえておこうぜ的な無責任な発想。そもそも、キャンセル出来ますよアイディアというのは、「気軽に予約できますよ&その分、施設の利用率が上がるよね」という施設管理者とユーザーの両方にメリットを享受するアイディアだったのだと思うわけだ。しかし、一人でもとりあえず押さえとけ的な人間がいると、すべての立場の人に対して不幸が襲いかかってくる。ほんとね、鬱陶しけど、こういう輩の対策として、コールオプション化するしかないのかと思ってしまうね。