はてな界隈ではでてこないような、安心できる話。

ひと仕事終えて、身を引いた人の話は、安心感があっていいヤネ。
わたしも、はやいとこ仕事らしい仕事をしたいです。(まだ、手を付けてもいねぇや)

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「金曜夜席(笑点の前身番組)」での「湯上がりの顔です」という自己紹介や「紅白歌合戦」で演じたキザなキャラクターが大ウケしましてね。あちらこちらで声がかかり、10本以上のレギュラー番組を持つようになりました。

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テレビに出なくなったらお客が減ると思っていましたが、どこへ行ってもたくさんの人が来てくれましたね。座布団の周りまでお客さんが入ってくれましたから、驚きですよ。本当にあのタイミングで高座に集中できてよかった。お世話になった人には感謝するばかりです。

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何かを始める前に、まず自分の体をちゃんとしなくてはいけない。体が少しまともになってきたら、幼いころを思い出して釣りをしたいと思っています。池でフナつりなんかいいですね。ポッと竿(さお)を投げて、ググっと合わせる、あの感覚がたまらない。釣れなくてもいいんです。じっとアタリを待ちながら「これからの日本はどうなるのだろう?」などと、ゆっくり考えていたいですね。

[どらく] - 朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

でも、ここでも気が抜けないのは

テレビに出なくなったらお客が減ると思っていましたが、

と言っているように、テレビの影響力が絶大であることを円楽さんは知っていたんですね。落語家が、テレビの影響を受け始めた時代から今までテレビを打ちのめすようなメディアが存在していない。という話にもって行きたいのではなく、ずーーっと私たちはメディアからの宣伝シャワーを浴び続けているのだという恐怖を感じました。