フェアトレードについて考えていて浮かんできたこと
経済学について、基本から分かっていないので、ちょっと教えてもらった。
個々の人間が、自分の利益を最大にするために最適な行動をすることが、個々の人間をひいては社会全体を幸せにする。
という基本原理があることを前提に成り立っている学問
自己の最大利益ってのも難しい定義だなぁと思った。
最大利益が金銭的なゲインとは限らないからね、現代においては。面倒くさいことを避けつつ''ある程度''の利益を得るというトレードオフが発生する。
百貨店のエスカレーターでのエピソード
混み合ったデパートのエスカレーターで歩く人がほとんどいないにも関わらず、エスカレーター内で歩く人のためにすべての人が片側を空けていた。当然、エスカレーターの輸送能力は半減してしまうため、エスカレータの乗り口付近には渋滞が発生してしまった。
その時、一緒にいた友人は、
こういった状況ではエスカレーターの最大輸送能力を発揮させるために、片側を空けるといった愚行はやめるべきだ。なぜ、利用者は全体の効率を考慮して行動しないのか?
といった趣旨の発言をした。それに対し私は、
全体の効率よりも個々の人間が選択肢を持つことの方が重要なのだ、輸送効率よりも自分に与えられる選択可能性を重要視している結果なのではないか。
と答えたのだ。
結局は、個々の人間によって幸せが異なり、重要と思っていることが違う限りは、このような単純なモデルでは問題は解決しない。むしろ広告屋のやり口(洗脳・煽動)が最もシンプルで確からしいソリューションなのかもしれない。