都市における自然環境への依存 その3

おいしい水に対する概念を覆そうとする東京都
こんなところからも、東京にロック魂があふれていることが分かる。
そもそも日本においてナチュラルミネラルウォーターの一般化とは、単なる広告戦略・プロモーション・イメージづくりの結果に過ぎない。

わたくしここの方と交流があるわけではないのですが、応援してます。健康的なイメージを売りにしている企業相手に戦っているというか、相手が勝手に突っかかってくるだけなのですが。
水を理解するために
こういった、ラジカルな姿勢というのは、法律を勉強するものと同様に科学を勉強するものには重要なスタンスです。
現代は、科学的な根拠をもとに人々を納得させなければ信頼を得られないという世の中です。すべての現代人は多少なりとも科学的とはどういうことか、それぞれの胸の内に持つべきだとオモ割れ。

いわゆる水道水を、ペットボトルに入れてしまうという東京都水道局の姿勢は、挑戦的というか、野心的ですよね。
「ペットボトルに詰まった水を買うのって、時代遅れ」
と言っているわけです。
お前らの飲んでいるエビアンと蛇口から出る水の差は何か?
と問うているのです。

まず、そこを突破口として「都市と水の関係」を、さらには「都市と自然の関係」を私たちに突き付けようとしているのです。
1,200万人以上が住む東京都で、そこで消費される水のほとんどが東京湾へと注がれます。鮎の帰ってきた多摩川をきれいにしたのは誰なのか?ちょっと考えてみようと思う...。

今度また。