文化というのも誰かが発明したブームを示しているに過ぎない

江戸時代、未曾有の伊勢参りブームが到来し、富裕な武士町民のみならず地方の農民までが続々と伊勢神宮を目指した。...《略》...ブームを仕掛けたのは、「伊勢の御師(おんし)」。すご腕の旅行業者だった御師は、巧みな営業戦略によって、庶民の旅心をかきたてた。最盛期には、実に全国の7割もの世帯を顧客として取り込むことに成功。御師の活躍によって、日本人の旅のスタイルに、一大変化が起きた。信仰目的の辛い巡礼の旅から、娯楽目的の楽しい観光へ。庶民の伊勢へのあこがれは最高潮に達する。

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200710/thurseday.html

「ある一面的な見方に過ぎない。」といってしまえばそれまでなのだが、文化というのも単なるブームが「こういうことになっています」になってしまっただけなのだと思う。
伊勢参りが昔からある伝統的行事だと思ったら、江戸時代に暇になった伊勢神宮の氏子が思いついた参拝客獲得作戦だったのだ。同じように振り返ると、神社というのは広告商売の元祖的な商売で、神社の(意味不明な)ご利益ばなしもブームに乗ったブーム作りの典型的なパターンなのだ。

キップの良い坂東サムライって評判で江戸時代に平将門が一世を風靡した時期に、平将門にまつわる神社が人気になりました。(面倒くさくなったのであとで続きを書きます。)