ひとを<嫌う>ということ

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)

ひとを“嫌う”ということ

ひとを“嫌う”ということ

角川文庫版を読んだ。
たぶん一度読んだことがあったはずだが、すっかり忘れていたこともあり読みました。
最近、ちょっと考えていた人間関係については中島が既に著書において考えていたことだったようだ。
そもそも私の人間関係に関してのスタンスは、中島の影響を色濃く受けている。学生の時のゼミで中島氏と出会って、多くのことを考えた。
世間に対して自分を打ち出してもかまわないと開き直れたのも、彼のおかげだといえる。カッコつけた自分でもいいし、あるがままの自分の欲求をぶつけてもかまわない。もちろんスマートに生きたいならカッコつけているだけでいいわけだが、そんなことしても嘘でしょ?ってことに気が付いたのだ。
もちろん、本当の自分をさらけ出してしまったら、たいそう面倒くさいことに巻き込まれたり、(相手を)巻き込んだりしてしまうのだが、いつもいつもスマートってわけにはいかないから、しょうがないよね。

blogが普及してから(2chもかな?)、みんな文句ばっかり言うようになったみたいだけど、本当にホントのところの言いたいことをいえているのかなぁ、皆さんは。私もなかなか本音を言える場所は少ないです。本音を言える場所(人たち)を大切にしたいなぁと思う、今日この頃であります。