はじめての構造主義

入門した後の考察。
ちょっと興味深かったので、構造主義というのを読んでみました。

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

しあわせのかたち - 追い抜いちゃった人たち
d:id:sho_ta 読書 しあわせのかたち レヴィナス レヴィ=ストロース 仕事 労働 追加日2006年10月18日
あとで読む つっこみ あとで読みました。資本主義を追い抜いたの意。「未開社会では、交換は取引の形というよりむしろ互酬的な贈与の形のもとに現われる」。しかし、原的構造は過度に複雑だ、現代社会で理解を得るのは難しいだろうな。

暗闇の海底でみる夢〜哲学の断想集〜 - 「追い抜いちゃった人たち」という記事はほぼ認識が間違っていると思う
d:id:yuyu99 マンガ しあわせのかたち 不正 労働力 哲学 等価交換 追加日2006年10月24日
つっこみ あとで読む 最初のくだりは面白かったのだが、考察するにしたがってつまらなくなった。つっこむなら贈与で回ってるの?ってところだと思うのだけどなぁ。

ま、結局、構造主義現代社会の解釈に持ち込むのは無理な話だということはわかった。しかも、構造主義というのは(というよりもレヴィ・ストロースの構造主義)というのは当時ひとつの隆盛をむかえた公理系の数学を人類学・社会学にあてはめてみたというだけに過ぎないのかなと思った。けれどもレヴィというおじさんが異様に話がうまくて面白いので時代にマッチする形で盛り上がってしまったのではないかな。*1
でだ。自分のつっこみはどうだったのか省みてみると。レヴィの構造主義とは一切関係のないお話だったのだと分かった。自分のつっこみそのものは変わらない。現代社会は構造主義によっては解釈できないというのは正しかったわけだ。

  1. 読んだ話はいっさいレヴィは関係ないということが分かった。
  2. 内田樹だかいうひとの本を読んだ人がつぶやいちゃった、だけだった。
  3. 『贈与』の概念はモースだね。
  4. そもそも『贈与』って概念は生活の糧を得るための労働というのとは異なるものだよね。

つっこみのつっこみに関しての『交換』の概念を理解していないのでなんともいえない。一般交換とか等価交換とか。

*1:で、まぁ。この辺の解析・解釈の手法やアプローチそのものにかぶれてしまったのがJ氏かなと。